アジアン美容クリニック院長韓流独り言

2005年開院 東洋人の美を追及してきた稀有な美容外科アジアン美容クリニック鄭憲院長が過去17年に渡り東洋経済日報に連載されたコラムなどを含めたブログです。

2023-01-01から1年間の記事一覧

「コンクリート ユートピア」映画評

中高年の方なら1990年代に起きた日本のバブル崩壊を記憶しているだろう。1985年9月、先進5カ国による「プラザ合意」がなされ急激な円高ドル安が進んだ。それまで順調だった日本経済は不況に陥り、日本政府は公共事業拡大と低金利政策を実行する。結果、企業…

「極限境界線 救出までの18日間」 映画評

アフガニスタンという国を私たちはどのくらい知っているだろうか。人口約4千万、国土は日本の1.8倍と言えば、決して小国ではない。しかし、中央アジアと南アジアの交差点に位置する地理的要因もあってか、古くはアレキサンダー大王のマケドニア王国、チン…

「コンフィデンシャル 国際共助捜査」映画評

2020年より始まったいわゆる‘第4次韓流ブーム’は、コロナ禍で外出の機会が減り、自然と動画配信サービスの需要が高まったことが大きな原因であった。その時人気を二分した韓国ドラマが「愛の不時着」と「梨泰院クラス」。若者を中心に男女問わず高い評価を受…

狎鷗亭(アックジョン)スターダム 映画評

2000年代初め、‘冬ソナ’や‘チャングムの誓い‘などのドラマ放送をきっかけに‘第一次韓流ブーム’が巻き起こった。それに伴い韓国文化、社会に対する関心も集まるなかで、韓国の美容外科の現状が興味本位で伝えられた結果、「美容整形大国」いう表現がメディア…

「高速道路家族」映画評

本作品を観て映画「パラサイト 半地下の家族」(2019)を思い浮かべる人も少なくないだろう。「パラサイト」は言わずもがな、非英語作品初のアカデミー作品賞獲得、さらにカンヌ国際映画祭の最高賞であるパルムドールも同時受賞という韓国映画に輝かしい歴史…

「ハンサン-龍の出現」 映画評

ソウルの正宮である景福宮(キョンボククン)の南門、光化門一帯は、朝鮮時代以後、歴史と政治の心臓部の役割を担ってきた。この場所に2009年にオープンした光化門広場には、韓国人が最も尊敬する二人の人物の銅像がある。世宗(セジョン)大王と李舜臣(イ…

「別れる決心」 映画評

韓国近代歌謡の歴史を遡ると、1930年代から日本による統治時代に入った演歌の影響を受けた「トロット」と呼ばれるメロディーラインが庶民の間で広く親しまれた。そして大戦終結による独立、また朝鮮戦争(六・二五戦争、韓国戦争)を経て、在韓米軍の社交場…